2014年10月25日土曜日

<麻薬取締法違反>41歳男性に無罪判決 京都地裁

<麻薬取締法違反>41歳男性に無罪判決 京都地裁

毎日新聞 10月24日(金)0時10分配信




京都府宇治市の自宅で昨年10月、違法薬物を所持したとして、麻薬取締法違反罪に問われた塗装業の男性(41)に対する判決公判が23日、京都地裁であった。高橋孝治裁判官は「『やばい薬』かもしれないと認識していたと認められず、故意が立証できていない」として無罪(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。

 判決などによると、男性が所持していたのは「α-PVP」と呼ばれる薬物で、昨年3月に麻薬取締法の規制対象に指定されたばかりだった。男性は「規制対象と知らず、購入時も脱法ドラッグの一種で合法だと聞いていた」として無罪を主張していた。

 公判では、故意を認めたとする男性の調書の信用性が焦点となった。高橋裁判官は「例え話を駆使し、被告人を誤解させて調書を取った疑いが拭えない」と判断した。

 男性の弁護人は判決後、「自白調書は無理があった。処罰したい気持ちは分かるが、許されない手法だ」と検察側を批判した。京都地検の永村俊朗次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とのコメントを出した。



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