窃盗:車盗み逃走 脱法ハーブで心神耗弱 被告、起訴内容認める−−地裁初公判 /鳥取
毎日新聞 2014年05月28日 地方版
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20140528ddlk31040579000c.html
盗んだ車で鳥取自動車道などを約30キロ逃走したとして窃盗罪に問われた神戸市垂水区の会社役員、吉田善彦被告(36)の初公判が27日、鳥取地裁(野口卓志裁判官)であり、吉田被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で脱法ハーブの吸引により心神耗弱状態だったと指摘し、弁護側も心神耗弱による減軽を主張した。
吉田被告は逃走時にパトカーと衝突。県警交通指導課によると、脱法ハーブを吸った状態での交通事故は県内で初めてという。
検察側の冒頭陳述によると、乗用車を運転していた吉田被告がガス欠で停車。その車を押すよう、別の車で通りかかった被害者らに声を掛けて車を降りさせ、そのすきに被害車両に乗り込み発進させたという。検察側は「脱法ハーブの吸引で急性中毒の状態にあり、判断に従って行動する能力が著しく減退していた」と指摘した。
起訴状などによると、吉田被告は4月1日、智頭町毛谷の同自動車道毛谷トンネル内で鳥取市内の女性会社員所有の乗用車(約80万円相当)を盗んだとしている。その後、盗んだ車で同自動車道を逆走するなど約30キロにわたり逃走。最後はパトカーと衝突して停止した。【真下信幸】
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