タイ警察捜査の違法認めず=覚せい剤密輸、男に有罪―東京地裁
覚せい剤の密輸事件をめぐり、タイ警察が行ったおとり捜査の違法性が争われた裁判員裁判の判決が10日、東京地裁であった。
稗田雅洋裁判長は違法性を認めず、被告の男に懲役17年、罰金800万円(求刑懲役20年、罰金1000万円)を言い渡した。
男は暴力団関係者の片山徳男被告(69)。タイ警察が密売人を装い、押収した覚せい剤を被告側に届けた捜査手法について、弁護側は「日本では許されない手法のおとり捜査だ」と主張していた。
稗田裁判長は「日本で通常用いる捜査手法ではないが、各国の手法は法制度により異なる」と指摘。タイ警察は自国の法律に基づいて覚せい剤を届けており、密輸後の日本の捜査にも違法はなかったと判断した。
判決によると、片山被告は指定暴力団稲川会系組員(53)らと共謀し、2014年4月にタイから覚せい剤約11キロを密輸した。
稗田雅洋裁判長は違法性を認めず、被告の男に懲役17年、罰金800万円(求刑懲役20年、罰金1000万円)を言い渡した。
男は暴力団関係者の片山徳男被告(69)。タイ警察が密売人を装い、押収した覚せい剤を被告側に届けた捜査手法について、弁護側は「日本では許されない手法のおとり捜査だ」と主張していた。
稗田裁判長は「日本で通常用いる捜査手法ではないが、各国の手法は法制度により異なる」と指摘。タイ警察は自国の法律に基づいて覚せい剤を届けており、密輸後の日本の捜査にも違法はなかったと判断した。
判決によると、片山被告は指定暴力団稲川会系組員(53)らと共謀し、2014年4月にタイから覚せい剤約11キロを密輸した。
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