インドネシアで薬物犯4人死刑執行…国連反発も
【ジャカルタ=池田慶太】インドネシア司法当局は29日、麻薬などの違法薬物犯罪で死刑判決が確定していたナイジェリア人2人、セネガル人1人、インドネシア人1人の計4人の死刑を執行した。
国連や人権団体が、インドネシア政府に死刑の中止を求めてきた経緯があり、国際的な批判が高まりそうだ。
インドネシアでは毎日30人以上が薬物で死亡しているとされる。現政権は薬物犯罪に厳罰姿勢で臨む構えを見せており、検察幹部は「薬物犯罪を止めるためだ」と正当性を主張している。今後、さらに10人の死刑執行を行う考えも示した。
インドネシアは昨年1月と4月にも、外国人12人を含む計14人の死刑を執行している。これに対し、潘基文 国連事務総長の報道官は声明で、国際法に照らせば薬物犯罪は死刑にあたらないと指摘。インドネシア政府に死刑制度の見直しを呼びかけていた
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