2016年8月18日木曜日

メキシコ“麻薬王”の息子誘拐、対立組織が関与か

メキシコ“麻薬王”の息子誘拐、対立組織が関与か

TBS系(JNN) 8月18日(木)6時17分配信

メキシコの麻薬組織の最高幹部で“麻薬王”と呼ばれるホアキン・グスマン受刑者の息子の1人が武装グループに誘拐されていたことが分かりました。

 メキシコ西部のリゾート地プエルトバジャルタで15日、武装グループがレストランを襲撃し、店内にいた客のうち6人を誘拐する事件がありました。その後、16日、州の検察当局は、誘拐されたうち1人がメキシコの麻薬組織の最高幹部で現在、収監中のホアキン・グスマン受刑者の息子、ヘスス・アルフレド・グスマン容疑者(29)だったことを発表しました。

 「麻薬王」と呼ばれるグスマン受刑者は去年7月、メキシコ国内の刑務所からおよそ1.5キロの地下トンネルを掘り脱獄するなど、2度にわたって脱走を繰り返しましたが、今年1月、当局が最終的に拘束しています。

 検察は、誘拐事件に関与したのはグスマン氏が率いる「シナロア・カルテル」と対立する「ハリスコ新世代カルテル」だとしていて、麻薬組織の勢力争いが事件の背景にある可能性があります。

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