2016年8月6日土曜日

家宅捜索中に男逃走 覚せい剤所持容疑で逮捕、密売人か/さいたま



家宅捜索中に男逃走 覚せい剤所持容疑で逮捕、密売人か/さいたま

埼玉新聞 4月19日(火)22時33分配信

19日午前7時55分ごろ、埼玉県さいたま市北区本郷町の10階建てマンション5階の一室で、久喜署員が覚せい剤取締法違反容疑で家宅捜索中、立ち会っていた男が逃走した。県警は約400人態勢で行方を追い、同日午後0時20分ごろ、草加市八幡町の路上で男の身柄を確保、同法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕した。

 逮捕されたのは、住所不定、職業不詳浜本康孝容疑者(43)。逮捕容疑は同日午前8時10分ごろ、同室の居間で、覚醒剤約100グラム(末端価格約700万円)を営利目的で所持した疑い。県警は覚醒剤の密売人とみて調べる方針。

 県警薬物銃器対策課によると、同日午前7時45分ごろ、久喜署員5人が浜本容疑者の知人女性宅を家宅捜索。当時、室内には女性もいた。床にあったリュックの持ち主について、捜査員が女性に確認しようとしたところ、浜本容疑者が逃走。制止を振り切ってベランダ伝いに階下の部屋に降り、玄関から逃げた。その後、浜本容疑者所有のリュックや周辺から覚醒剤や未使用の注射器などが見つかった。

 浜本容疑者は同マンションから約20キロ離れた路上で自転車をこいでいるところを、警戒中の捜査員に発見された。覚醒剤について「知らない。俺のじゃない」と容疑を否認している。

 浜本容疑者の逃走後、県警は付近住民の安否確認を進めるとともに、さいたま市に防災無線の放送を要請し、注意を呼び掛けた。同課の貫井隆夫次席は「地域住民をはじめ、関係者に多大な不安感を与えてしまい、申し訳ない」とコメントした。

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