やせ薬密売容疑で逮捕 福岡の薬剤師、中国人に
やせ薬として知られる向精神薬を中国人客に密売したとして、九州厚生局麻薬取締部は24日、麻薬特例法違反の疑いで、福岡県太宰府市水城、薬剤師、加藤聡容疑者(43)を追送検し、捜査を終結した。
追送検容疑は昨年4~10月、薬剤師の資格を悪用し向精神薬「サノレックス」を入手。福岡県大野城市の自身が経営する薬局などで、医師の処方箋がないのに中国人客9人以上に対して計約2万錠を販売した疑い。麻薬取締部は認否を明らかにしていない。4月に麻薬取締法違反容疑で逮捕し、調べていた。
サノレックスは食欲を抑える薬で医師の処方が必要。同部によると、中国の富裕層に人気があるという。加藤容疑者は、主に中国人が使う無料通信アプリで顧客を集め、少なくとも約430万円を稼いだ。
麻薬取締部が今年1月に行った立ち入り検査で、サノレックスの仕入れ記録がある一方、処方箋がないことから不正販売の疑いが浮上した。約5万錠を仕入れた記録があったという。
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