2016年11月17日木曜日

高樹沙耶容疑者ら、15日に勾留満期 那覇地検が起訴するかを判断

高樹沙耶容疑者ら、15日に勾留満期 那覇地検が起訴するかを判断




ずらりと並ぶ、喫煙用のパイプ。
ペンのような形をした電子パイプとみられるものや、柄の部分がマーブル模様に塗られたものなど、さまざまな種類がある。
これらは全て、大麻所持の現行犯で、10月25日に逮捕された、元女優・高樹沙耶容疑者(53)の自宅から見つかったもの。
沖縄・石垣市の自宅の複数の場所から発見されたパイプは、その数、実に20本。
葉を詰める部分が黒く焦げ、使用した痕跡が確認できるものもある。
乾燥大麻およそ55グラムとともに押収された、これらのパイプ。
元厚生労働省麻薬取締部の鑑定官に見てもらった。
牧野 由紀子氏は「わたしは在職中に、大麻を吸った人のパイプをよく分析しました。その主なものは、ここにある、これとか、こういったものが多かったですね。この黒い、この部分とか、これですね、真っ黒ですよね。これはね、相当何回も使っているように思いますけど」と話した。
2016年6月、「大麻」と書かれた紙を見せながら、イベントで話をする、高樹容疑者。
高樹容疑者は「『大麻解禁イェーイ!』とか言っていましたけれども、われわれは、その全面的に解禁するのではなくて、医療で、ぜひ使っていきたいということを、まずお伝えしております」と話していた。
医療用大麻の合法化を公約に掲げ、参院選に立候補したものの、落選。
その後、同居していた森山繁成容疑者(58)、小見祐貴容疑者(26)とともに逮捕されたが、「大麻は、わたしのものではありません」と、当初、大麻の所持について、容疑を否認していた。
しかし、その後の調べで、大麻の使用を認める供述をしていることが、新たにわかった。
元厚生労働省麻薬取締部・牧野 由紀子氏は「(これだけ、たくさんのパイプを持っている人は、珍しい?)そうですね。わたしが分析した立場からいうと、たいがい、パイプ2~3本ですよ。よく使っている人は、本当に2本か3本が、真っ黒焦げになったものが、われわれのところに来て、分析すると、ちゃんと、大麻の成分が出てくると。常習性があるのかなという。1回や2回じゃないですね、これはね」と話した。
麻薬取締部は、全てのパイプに使用の痕跡があり、ほとんどを、大麻吸引用として、日常的に使っていたとみて調べている。
一方、大麻取締法には、所持や譲り受け、譲り渡しについては罰則があるが、使用については、罰則規定がない。
元厚生労働省麻薬取締部・牧野 由紀子氏は「所持していなければ、使用できないんだから。麻取部が捜査で、それなりの指紋とか、そのほかのことで、本人が使ったということが実証できれば、所持ということになるのかなと」と話した。
高樹容疑者らは15日、勾留満期を迎え、那覇地検が起訴するかどうかを判断する。

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