元教諭、麻薬密輸で有罪 盛岡地裁判決
米国から合成麻薬α―PVPの粉末を密輸したとして、麻薬取締法違反と関税法違反の罪に問われた盛岡市津志田、同市内の元中学校教諭(47)の判決公判は31日、盛岡地裁で開かれ、中島経太裁判長は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
中島裁判長は「以前から同様の薬物輸入を繰り返し、規制薬物かもしれないと察した後も自重せずに続けた。共犯者に警察や税関に発覚した可能性を指摘されながらも安易に犯行に及んだ」と薬物への依存傾向、親和性を指摘した。
一方、非営利目的の麻薬密輸事犯の中で「比較的軽い部類」と判断。事件を受けて被告が10月25日付で懲戒免職処分となったほか、「事実を認めて反省し、今後は薬物を使用しないと誓っている」ことなどから執行猶予付きの判決とした。
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