2016年11月21日月曜日

<米国>大麻合法化広がる…州住民投票、娯楽用や医療用で

<米国>大麻合法化広がる…州住民投票、娯楽用や医療用で



【ロサンゼルス長野宏美】今月の米大統領選(8日投開票)の際は、全米34州で地域政策に関わる住民投票も行われた。9州で大麻の合法化が問われ、西部ネバダなど3州が21歳以上の娯楽目的の使用を賛成多数で承認したが、西部アリゾナは否決した。医療用は南部フロリダなど4州で解禁や使用拡大が認められた。一方、死刑廃止に関する住民投票が西部カリフォルニアで実施されたが、判断は「NO」だった。

 娯楽用大麻は東部マサチューセッツとカリフォルニアでも承認された。これら3州では既に医療用が認められていた。東部メーンは再集計中だ。

 今回の住民投票前の段階で、娯楽用は西部コロラドなど4州と首都ワシントンで認められていた。

 承認の増加により大麻を娯楽で使用できる人口は5%から20%に増える。医療用の解禁は首都ワシントンと28州だ。

 10月のギャラップ社の世論調査では大麻の合法化に賛成の成人は60%で、統計を取り始めた1969年以降で最高だった。住民投票などの情報を発信する市民団体「バロットペディア」の総括責任者ジョシュ・アルティックさん(25)は「合法化が広がる」との見方を示した。

 一方、死刑廃止の賛否が問われたカリフォルニアの住民投票は53.69%の反対多数で否決された。

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