液体大麻 関空で摘発

液体大麻 関空で摘発

10月14日　20時31分

関西空港で大麻の成分を含む液体を密輸しようとしたとして、アメリカ人のプロレスラーの男が大麻取締法違反などの罪で逮捕・起訴されました。
液体の大麻の摘発は、関西空港では今回が初めてです。
逮捕・起訴されたのは、アメリカ人のプロレスラー、マシュー・ジョセフ・コークラン被告（３３）です。
税関や警察によりますと、コークラン被告は、先月２２日、アメリカ・フロリダ州のタンパ空港から関西空港に到着した際、大麻の成分を含んだ液体２．１２グラムを持ち込もうとしたとして、大麻取締法違反と関税法違反の罪に問われています。
手荷物検査の際、リュックサックのポケットに茶色の液体が入ったカートリッジ４本が入っているのを税関の職員が見つけ、調べたところ、大麻の成分が検出されたということです。
コークラン被告は、プロレスラーとして「マット・サイダル」というリングネームでアメリカなどで活動し、今回は、日本での興業のため関西空港に来ていたということです。
調べに対し、コークラン被告は、「自分で使うためにタンパで購入した。家庭や生活の問題を一時的に忘れて楽しい気分になれた。日常的に使っていた」などと供述しているということです。
財務省関税局によりますと、近年は大麻製品の多様化が進み、液体の大麻の摘発はおととしは全国で１１件で、関西空港での摘発は今回が初めてだということです。