鳥取で「大麻で町おこし」の男が逮捕、栽培禁止へ　今後の影響は？

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161020-00010001-abemav-soci

鳥取県の智頭町で、町おこしのために許可を得て「大麻草」を栽培していた男が、乾燥大麻を所持していたとして、大麻取締法違反で逮捕された。

容疑者が所持していた約88gの乾燥大麻は、厚生労働省の麻薬取締部によると容疑者が栽培していた産業用の大麻とは異なるものとみられ、入手ルートを調べている。

しめ縄や加工食品等につかわれる産業用大麻は、智頭町にとって町おこしの切り札として期待されていたが、鳥取県の平井知事は大麻草の栽培を全面的に禁止するため、条例を改正する方針を明らかにした。

平井知事は「町おこしの為、という情熱の伴った申し出に許可を出したが、そこにつけこんで違反行為をするということは大変許しがたいことだ。そうなるともう（大麻を）作らせない、ということ以外に道はない。今回の教訓を生かして、日本の為にも麻薬取締に対する最先端の姿勢を取りたい。」とコメントした。

鳥取県智頭町の事件に対して、日本薬科大学教授の薬学博士船山信次氏は
「大麻は、日本の文化に大きな影響を与えている。（事件に対して）非常に残念だ。」
とコメントしている。

産業用大麻の生産地として有名な栃木県鹿沼市の農家の伴氏は、今回の事件に対し
「（悪いイメージが持たれそうで）非常に迷惑している。我々農家はちゃんとルールに則って栽培している。」と述べた。