<捜査情報漏えい>元警部補に有罪判決 札幌地裁
毎日新聞 10月4日(火)20時22分配信
覚醒剤密売仲介者と共謀して供述調書を偽造し捜査情報を漏えいしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反などに問われた北海道警薬物銃器対策課の元警部補、早坂洋平被告(38)に対する判決公判が4日、札幌地裁であり、中桐圭一裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
中桐裁判官は「現職警察官による犯行で司法や警察への社会の信頼を低下させた。証拠隠滅につながりかねない捜索実施予定日という秘密性の高い情報を漏えいさせ、悪質だ」と判決理由を述べた。執行猶予の理由として「被告は職業倫理観がまひしていたといわざるを得ないが、反省の態度を示し、懲戒免職処分となって社会的制裁を受けた」と説明した。
判決後、弁護人の中村憲昭弁護士は「本人も判決に不満はない」と話し、控訴しないことを明らかにした。
判決によると、早坂被告は2015年4月、覚醒剤密売仲介者の長谷川好和被告(51)=同罪などで公判中=と共謀し「50代の男が覚醒剤を所持しているのを見た」とする虚偽の供述調書を作成。後日、長谷川被告に捜索予定日などの捜査情報を漏らした。
中桐裁判官は「現職警察官による犯行で司法や警察への社会の信頼を低下させた。証拠隠滅につながりかねない捜索実施予定日という秘密性の高い情報を漏えいさせ、悪質だ」と判決理由を述べた。執行猶予の理由として「被告は職業倫理観がまひしていたといわざるを得ないが、反省の態度を示し、懲戒免職処分となって社会的制裁を受けた」と説明した。
判決後、弁護人の中村憲昭弁護士は「本人も判決に不満はない」と話し、控訴しないことを明らかにした。
判決によると、早坂被告は2015年4月、覚醒剤密売仲介者の長谷川好和被告(51)=同罪などで公判中=と共謀し「50代の男が覚醒剤を所持しているのを見た」とする虚偽の供述調書を作成。後日、長谷川被告に捜索予定日などの捜査情報を漏らした。
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